
①日本語の文字や語彙、文法についてどのぐらい知っているかだけではなく、②その知識を実際のコミュニケーションで使えるかも大切だと考えます。そこで、①を「言語知識(文字・語彙・文法)」、②を「読解」と「聴解」という試験科目によって測ります。新しい日本語能力試験(新試験)は、これらを合わせて、総合的に日本語のコミュニケーション能力を測る試験になっています。
なお、解答はマークシート方式です。話したり、書いたりする能力を直接測る試験科目はありません。
日本語能力試験のレベルは5段階(N1、N2、N3、N4、N5)です。できるだけきめ細かく日本語能力を測るために、試験問題はレベルによって違います。
2009年までの試験(旧試験)では、レベルは4段階(1級、2級、3級、4級)でした。新試験では旧試験の2級と3級の間に、新しくN3というレベルができました。レベルが増えたので、受験者はより自分に合ったレベルを選んで受験できるようになりました。
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新試験では、受験者の日本語能力がより正確に得点に表れるようにするために、得点の出し方を変えました。「素点」ではなく、「尺度得点」で得点を出します。
旧試験の得点は「素点」でした。これは「いくつの問題に正しく答えたか」をもとに計算する得点です。試験問題は、どんなに注意して作っても、毎回少しずつ難しさが変わります。ですから、素点の試験では、試験が難しかったときと易しかったときとでは、同じ能力でもちがう得点になることがあります。
新試験の「尺度得点」は、受験者ひとりひとりがどのような問題にどのように答えたか(どの問題に正しく答えて、どの問題をまちがったか)を調べて、それぞれのレベルの尺度(ものさし)の上で計算して得点を出します。同じレベルの試験は、いつも同じ尺度(ものさし)を使って計算します。 ですから、試験が難しかったときでも易しかったときでも、どの回の試験でも、同じ能力なら同じ得点になります。
このように、尺度得点を使うと、試験を受けたときの日本語能力をより正確に、公平に、得点に表すことができます。
新試験では、各レベルの合格者が、日本語を使って、どのようなこと(聞く・話す・読む・書く)ができると考えているかを例示した「日本語能力試験Can-do自己評価レポート」を提供します。
このレポートは、受験者や周りの人々が、「このレベルの合格者は日本語を使ってどんなことができそうか」のイメージを作るための参考情報になります。
「日本語能力試験Can-do自己評価調査プロジェクト」について
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