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2023.7.21

日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の結果(けっか)にヨーロッパ言語共通参照枠(げんごきょうつうさんしょうわく)(CEFR)レベルの参考表示(さんこうひょうじ)を追加(ついか)します

[2025.2.25] CEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)は、2025年(ねん)第(だい)2回(かい)(12月(がつ))試験(しけん)からの開始(かいし)に変更(へんこう)になりました。
JLPTへのCEFRレベル参考表示(さんこうひょうじ)については、詳(くわ)しくはこちらを見(み)てください。

独立行政法人国際交流基金(どくりつぎょうせいほうじんこくさいこうりゅうききん)      公益財団法人日本国際教育支援協会(こうえきざいだんほうじんにほんこくさいきょういくしえんきょうかい)

ヨーロッパ言語共通参照枠(げんごきょうつうさんしょうわく)(Common European Framework of Reference for Languages:Learning, teaching, assessment、以下(いか)「CEFR」)は、欧州(おうしゅう)の言語学習(げんごがくしゅう)・()教育(きょういく)・評価(ひょうか)の場(ば)で共有(きょうゆう)するための枠組(わくぐ)みとして、2001年(ねん)に欧州評議会(おうしゅうひょうぎかい)により発表(はっぴょう)されました。

CEFRでは、外国語(がいこくご)の熟達度(じゅくたつど)をA1、A2、B1、B2、C1、C2(C2が最高(さいこう)レベル)の6つのレベルに分(わ)け、各(かく)レベルで外国語(がいこくご)を使(つか)ってどのようなことができるかを、言語能力記述文(げんごのうりょくきじゅつぶん)(「~できる」という文(ぶん))で示(しめ)しています。

CEFRは40もの言語(げんご)に翻訳(ほんやく)されており、言語(げんご)や国境(こっきょう)を越(こ)えて、外国語(がいこくご)の運用能力(うんようのうりょく)を同一(どういつ)の基準(きじゅん)で表示(ひょうじ)することができる国際的(こくさいてき)な枠組(わくぐ)みとして広(ひろ)く活用(かつよう)されています。

日本語(にほんご)に関(かん)しても、日本(にほん)の文化庁(ぶんかちょう)が「日本語教育(にほんごきょういく)の参照枠(さんしょうわく)」(報告(ほうこく))(日本語版(にほんごばん)のみ)を、国際交流基金(こくさいこうりゅうききん)が「JF日本語教育(にほんごきょういく)スタンダード」を、CEFRを参考(さんこう)とした日本語学習(にほんごがくしゅう)、教授(きょうじゅ)、評価(ひょうか)のための枠組(わくぐ)みとして発表(はっぴょう)しています。

日本(にほん)の文化庁(ぶんかちょう)による「日本語教育(にほんごきょういく)の参照枠(さんしょうわく)」(報告(ほうこく))では、学習(がくしゅう)・教育内容(きょういくないよう)の多様化(たようか)が進(すす)む中(なか)、各試験(かくしけん)が判定(はんてい)する日本語能力(にほんごのうりょく)についての共通(きょうつう)の指標(しひょう)を整備(せいび)し、利用(りよう)できるようにすることが必要(ひつよう)となってきたとの考(かんが)えが示(しめ)されました。これを踏(ふ)まえ、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の受験者(じゅけんしゃ)をはじめとした関係(かんけい)の皆(みな)さんが、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の結果(けっか)を国際的(こくさいてき)な枠組(わくぐ)み(CEFR)に当(あ)てはめて、参考(さんこう)とすることができるように、各種検証作業(かくしゅけんしょうさぎょう)を通(つう)じて、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の結果(けっか)にCEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)を追加(ついか)します。

  • CEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)は、2025年(ねん)第(だい)1回(かい)(7月(がつ))試験(しけん)から開始(かいし)する予定(よてい)です。
  • 日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の各(かく)レベルの総合得点(そうごうとくてん)(0点(てん)~180点(てん))に対応(たいおう)するCEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)を成績書類(せいせきしょるい)に追加(ついか)し記載(きさい)します。
  • 日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)のN5~N1の5つのレベル分(わ)けと、各(かく)レベルの認定(にんてい)の目安(めやす)、試験科目(しけんかもく)、試験問題(しけんもんだい)の構成(こうせい)は変(か)わりません。

受験者(じゅけんしゃ)をはじめとした関係(かんけい)の皆(みな)さんにとって、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)がより役(やく)に立(た)つ試験(しけん)となるように、これからも取(と)り組(く)んでゆきます。


FAQ

検証作業(けんしょうさぎょう)が続(つづ)いていること、および、本件(ほんけん)に関(かん)する情報(じょうほう)の公平性(こうへいせい)・正確性(せいかくせい)を考慮(こうりょ)し、ご意見(いけん)やご質問(しつもん)に個別(こべつ)にお答(こた)えはできませんが、多(おお)くいただきましたご質問等(しつもんとう)については、日本語能力試験公式(にほんごのうりょくしけんこうしき)ウェブサイトにFAQとして掲載(けいさい)していきますので、確認(かくにん)してください。

なぜCEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)を行(おこな)うのですか。

CEFRは国内外(こくないがい)の様々(さまざま)な分野(ぶんや)でレベル指標(しひょう)として使用(しよう)されており、日本(にほん)の文化庁(ぶんかちょう)が発表(はっぴょう)した「日本語教育(にほんごきょういく)の参照枠(さんしょうわく)」(報告(ほうこく))もCEFRを参考(さんこう)としています。こうした動向(どうこう)を受(う)けて、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の受験者(じゅけんしゃ)をはじめとした関係(かんけい)の皆(みな)さんの利便性(りべんせい)の向上(こうじょう)のため、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の結果(けっか)にCEFRレベルを参考表示(さんこうひょうじ)することとしました。これにより、CEFRに準拠(じゅんきょ)した、あるいは対応付(たいおうづ)けが行(おこな)われている他(ほか)の日本語試験(にほんごしけん)との間(あいだ)で、結果(けっか)を相互(そうご)に参照(さんしょう)できるようになります。

「CEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)を追加(ついか)する」ということですが「参考表示(さんこうひょうじ)」とはどういう意味(いみ)ですか。

日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の結果(けっか)は、得点(とくてん)(総合得点(そうごうとくてん)と得点区分別得点(とくてんくぶんべつとくてん))と合否判定(ごうひはんてい)です。CEFRレベルは参考(さんこう)として追加(ついか)するものですので「参考表示(さんこうひょうじ)」としています。

CEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)をすることに合(あ)わせて、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の試験内容(しけんないよう)は変(か)わりますか。試験(しけん)のための準備(じゅんび)(勉強方法(べんきょうほうほう)など)を変(か)える必要(ひつよう)がありますか。

日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の試験内容(しけんないよう)は変(か)わりませんので、試験(しけん)のための準備(じゅんび)を変(か)える必要(ひつよう)はありません。

2025年以降(ねんいこう)、CEFRレベルが表示(ひょうじ)されていない2024年以前(ねんいぜん)の成績書類(せいせきしょるい)は無効(むこう)になりますか。

CEFRレベル表示(ひょうじ)は参考表示(さんこうひょうじ)ですので、2024年以前(ねんいぜん)の成績書類(せいせきしょるい)は、2025年以降(ねんいこう)も無効(むこう)にはならず、引(ひ)き続(つづ)き有効(ゆうこう)です。

CEFRレベルの参考表示(さんこうひょうじ)はどのような方法(ほうほう)で行(おこな)われるのですか。

欧州評議会(おうしゅうひょうぎかい)が2009年(ねん)に公表(こうひょう)したRelating Language Examinations to the Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment (CEFR). A Manual(以下(いか)「マニュアル」)が提示(ていじ)している5つの手順(てじゅん)に基(もと)づき参考表示(さんこうひょうじ)します。
なお、「日本語教育(にほんごきょういく)の参照枠(さんしょうわく)」(報告(ほうこく)の90ページ)もこのマニュアルを参照(さんしょう)の上(うえ)、5つの手順(てじゅん)について以下(いか)のように概要(がいよう)を説明(せつめい)していますので、引用(いんよう)します。

①CEFRへの理解(りかい)を深(ふか)める(Familiarisation)
対象(たいしょう)となる試験(しけん)(ここでは日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)を指(さ)します。以下(いか)の「資格(しかく)・検定試験(けんていしけん)」についても同(おな)じ)の対応付(たいおうづ)けを行(おこな)う専門家等(せんもんかとう)に対(たい)しCEFR、そのレベル区分(くぶん)、言語能力記述文(げんごのうりょくきじゅつぶん)への理解(りかい)を深(ふか)める研修(けんしゅう)を行(おこな)うこと。
↓
②対象(たいしょう)となる資格(しかく)・検定試験(けんていしけん)を自己点検(じこてんけん)し、明確化(めいかくか)する(Specification)
資格(しかく)・検定試験(けんていしけん)の問題内容(もんだいないよう)や問題(もんだい)タイプについての自己点検(じこてんけん)を行(おこな)い、当該試験(とうがいしけん)の出題範囲(しゅつだいはんい)及(およ)びレベルのCEFRとの対応付(たいおうづ)けを行(おこな)うこと。また、CEFRと対応付(たいおうづ)かない領域(りょういき)について記述(きじゅつ)をすること。さらには、内容分析(ないようぶんせき)に基(もと)づき、CEFRの言語能力記述尺度(げんごのうりょくきじゅつしゃくど)を用(もち)いた当該(とうがい)の試験(しけん)のプロフィールを描(えが)くこと。
↓
③標準化(ひょうじゅんか)トレーニングを行(おこな)い、レベルを設定(せってい)する(Standardisation training and benchmarking)
専門家等(せんもんかとう)が基準設定(きじゅんせってい)(資格(しかく)・検定試験(けんていしけん)のスコアをCEFRに対応付(たいおうづ)けること)を行(おこな)うため、試験課題(しけんかだい)と実際(じっさい)のパフォーマンス例(れい)に基(もと)づいて、専門家等(せんもんかとう)の間(あいだ)でCEFRレベルに関(かん)する一貫(いっかん)した共通認識(きょうつうにんしき)を得(え)ること。
↓
④基準(きじゅん)を設定(せってい)し、CEFRの段階別表示(だんかいべつひょうじ)に位置付(いちづ)ける(Standard setting procedures)
専門家等(せんもんかとう)がグループでの数次(すうじ)の審議(しんぎ)を経(へ)て資格(しかく)・検定試験(けんていしけん)のスコアをCEFRの段階別表示(だんかいべつひょうじ)に位置付(いちづ)けること。
↓
⑤妥当性(だとうせい)を検証(けんしょう)する(Validation)
上記(じょうき)①~④の手続(てつづ)きが適切(てきせつ)に行(おこな)われているか、質的(しつてき)、量的(りょうてき)な方法(ほうほう)にのっとり継続的(けいぞくてき)に検証(けんしょう)すること。

日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)のCEFRレベル参考表示(さんこうひょうじ)も上記(じょうき)の手順(てじゅん)で進(すす)めます。特(とく)に「④基準(きじゅん)を設定(せってい)し、CEFRの段階別表示(だんかいべつひょうじ)に位置付(いちづ)ける」については、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)が様々(さまざま)な場面(ばめん)で社会的(しゃかいてき)に利用(りよう)されている試験(しけん)であることに鑑(かんが)み、以下(いか)のとおり複数(ふくすう)の手法(しゅほう)で検証(けんしょう)を行(おこな)います。
こうした作業(さぎょう)を通(とお)して2025年(ねん)第(だい)1回(かい)(7月(がつ))試験(しけん)からCEFRレベル参考表示(さんこうひょうじ)を追加(ついか)する計画(けいかく)です。

[2023年(ねん)]
・日本語教育専門家(にほんごきょういくせんもんか)による、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の試験問題(しけんもんだい)のCEFRレベル判定(はんてい)(国内外(こくないがい)で複数回実施(ふくすうかいじっし))
・日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)に対(たい)して日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の調査用試験(ちょうさようしけん)およびCEFRレベル付(づ)けに関(かん)する調査(ちょうさ)を実施(じっし)し、両者(りょうしゃ)の結果(けっか)を比較検討(ひかくけんとう) ①
[2024年(ねん)]
・日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)に対(たい)して日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)の調査用試験(ちょうさようしけん)およびCEFRレベル付(づ)けに関(かん)する調査(ちょうさ)を実施(じっし)し、両者(りょうしゃ)の結果(けっか)を比較検討(ひかくけんとう) ②
・収集(しゅうしゅう)したすべてのデータの分析(ぶんせき)、CEFRレベル表示(ひょうじ)のための基準設定(きじゅんせってい)、検証(けんしょう)

日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)にCEFRレベルが参考表示(さんこうひょうじ)されることにより、国際交流基金(こくさいこうりゅうききん)が公表(こうひょう)している「JF日本語教育(にほんごきょういく)スタンダード」との関係(かんけい)はどうなりますか。

「JF日本語教育(にほんごきょういく)スタンダード」もCEFRに基(もと)づく枠組(わくぐ)みですから、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)に参考表示(さんこうひょうじ)されたCEFRレベルと「JF日本語教育(にほんごきょういく)スタンダード」のレベルを相互(そうご)に参照(さんしょう)できるようになります。

(本件担当(ほんけんたんとう))
 国際交流基金日本語試験(こくさいこうりゅうききんにほんごしけん)センター
 メールアドレス:jlpt_sankou@jpf.go.jp
(メールを送(おく)る際(さい)は、全角(ぜんかく)@マークを半角(はんかく)に変更(へんこう)してください。)

本文のおわりです